月が見える週末の夕暮れはシャワーを

あなたが考える「料理人」と、一般的に考える「カクテル」は、もしかしたら全く違っているのかも。そう考えてみると、ちょっぴり変な感じだね。

キンキンに冷えた指先とハイボール

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目を閉じて走る兄さんと俺

夏休みも2週間くらいたった頃の日暮れ前。
「缶蹴り」で鬼になってしまった少年は、とんでもなくお腹がペコペコだった。
捕らえても捕らえても缶をけられて捕まえた友達が脱走するので、もう本日の缶蹴りは終わらないんじゃないかと、逃げていく友達の背中を見ていた。
へとへとにつかれて家まで戻ると、ドアを開ける前に、今日の夕飯が分かった。
めちゃめちゃ美味しそうなカレーの香りに、少年は「よっしゃ!」と叫んだ。

ゆったりと大声を出す君と公園の噴水
甘いお菓子がめちゃめちゃ好きで、洋菓子や水ようかんなどをつくるけれど、子供が大人のものを欲しがる年になって作る甘い物が気を付けなければならなくなった。
私と妻がたいそう喜んで口にしていたら、子供がいっしょに食べたがるのは当たり前なので子供も食べてもいいあまり甘くないケーキをつくる。
私は、チョコ系のスイーツがものすごく好きなのだけれど、子供には激甘なものなどはまだ食べさせたくないのでつくらない。
ニンジンやかぼちゃをいれたケーキが体にもいいと考えているので、砂糖を少なくしてつくる。
笑った顔でおいしいと言ってくれたら、とてもつくりがいがあるし、またつくろうと思う。
このごろ、ホームベーカリーも使ってつくったりする。
そうしたら、簡単だった。
いつもは、自分で一生懸命混ぜるけれど、ホームベーカリーは、混ぜてくれるし簡単だ。

曇っている大安の深夜にひっそりと

毎晩、アサヒビールを飲むのが楽しみになっているけれど、最近はビールの後にワインも飲んでいる。
もちろん、その後に誰かと会うような仕事がない時に限定されるけれど。
横浜にいた時に、家の近くでワイン専門店を見つけて、父の日のために買ったことがある。
私は見栄っ張りなので、「1万円以上の父の日用のワインを探しています」なんて言って。
家族にプレゼントした、ワインが一万円することを我慢できずに言ってしまうと、父は気まずそうに「・・・うん、何かが違う」と言ってくれた。
その他の感想はないようだった。
このことから、特にワインの質にこだわらなくなった。
あー美味しいと思えるお酒だったら、値段や質にはこだわらないと決めた。

ゆったりと走る兄弟と擦り切れたミサンガ
セミももう鳴いていない夏の夜。
少年は縁側に座り、西瓜をかじっていた。
かじっては西瓜の種を庭に向かって吐き出していると、ときには種が飛ばずに、自分の体に落ちる時もあった。
隣に置いた蚊取り線香の匂いと、星のよく見える蒸し返す夜、それから西瓜の味。
少年はそれぞれを感じながら、明日は何をして遊ぼうか、と夜空を見上げた。

前のめりでお喋りする先生と擦り切れたミサンガ

ネットでニュースを閲覧するけれど、新聞を読むことも前は好きだった。
現在は、ただで閲覧できるインターネットニュースがたくさんあるから、新聞、雑誌はもったいなくて購入しなくなってしまった。
けれど、読み慣れていたから、新聞のほうが短時間で大量の情報を手に入れることができていたけれど、ネットのほうが関わりのあるニュースをおっていくことが出来るので、濃いところまで見やすい点はある。
一般的なニュースから関連した深いところを調べやすいけれど、一般受けしなさそうな内容も新聞はちょっとした場所に小さくても記載しているので目に入るけれど、ネットの場合自分でそこまでいかなければ目につかない。
ごく最近では、アメリカの債務不履行になるというニュースがとても気になる。
債務不履行になるわけないと普通は思うけれど、仮になったら、他の国ももちろん影響を受けるし、そうなれば、自分の収入にも関係してくるだろうから気になってしまう。

薄暗い平日の午後は微笑んで
集団検診は、いつもなぜか引っかかる。
心音だったり、血液の数値だったり、胃だったり。
胃のレントゲンを発泡剤とバリウムを一杯飲んで受けてみて、健診結果をもらうと、胃がんの疑惑があり、早く、検査を紙面に記載の病院にて受けてください。
と書いてあったのには、あせった。
あせったというより、むしろ不安だった。
すぐさま国立病院に胃の再検査に原付で行ったら、結局のところ、胃炎だった。
胃は以前からきりきりとしていたので、定期的な診断に引っ掛かったのはわかるが、文章で私の名前とがんの疑念が存在すると記されてあったらおそろしかった。

陽の見えない金曜の深夜に目を閉じて

会社で入用な太い竹を必ずもらえるようになって、ありがたいのだけれど、モウソウダケが邪魔でどんどん運び出してほしがっている竹の持ち主は、こちらの必要量よりモウソウダケを取って運び帰らせようとするのでやっかいだ。
そこらじゅういての竹を運んで帰っても余ることになるのだが、竹がムダでしょうがないらしく、持って帰ってくれとしきりに頼まれる。
こちらサイドも必要なものをタダでもらっているので、強く言われたらしょうがないので、あまりは処分するしかない。

息絶え絶えで歌う彼女とアスファルトの匂い
なぜか不安定な心持になってしまい、ちょっとのことでも集中できなかった。
これといった訳はなく、思い立ったように悲観的になったり、全部無駄なことに思えたりした。
そんな心持だったけれど、急に仕事がきた。
中身はそこそこ大きな野外催し物で大手の案件だった。
間違ったらマズいので、我を忘れて集中しているうちに普段の軽い気持ちに戻ってきた。
そういえば、あの時は外に出て陽の光を浴びたりしなかった。
たまには外に出るのも良い事かもしれないと思った。

怒って話すあの人と擦り切れたミサンガ

この黒の一眼レフは、実をいうと、浜で拾った。
当日、8月の終わり頃で、終わり頃で、当然暑くてたくさん汗をかいた。
デパートで、大好きな彼女と言い合いになって、しばらく口を利きたくないと告げられてしまった。
それで深夜、部屋からここまで二輪でやってきて、海沿いをのんびり散歩していた。
すると、少し砂をかぶったこの一眼レフに出会うことができたのだ。
手に取って重さに驚いて色々なフォトを撮ってみた。
この持ち主より、良いラインで撮れるかもしれないと思った。
彼女の笑った顔撮りたいなー、とか、意外とピント調節ってめんどくさいなー、とか心の中で思っていた。
落ち着いて、どうにかして会えたら、恋人に自分が悪かったと謝りたい。
そしたら、この一眼レフ、警察に届けよう。

湿気の多い平日の午後は冷酒を
20歳の時、株に関心をもっていて、買いたいと考えてたことがあったけれども、しかし、たいしたお金ももっていないので、購入できる銘柄は限られていたから、あまり魅力的ではなかった。
デイトレードに興味があったけれど、しかし、一生懸命得た貯金が簡単になくなるのも怖くて、買えなかった。
証券会社に口座は開設して、お金も入れて、ボタンを押すだけで購入できる状態にしたけれど、恐怖で購入できなかった。
汗水たらして、働いて稼いでためた貯金だから、金を持っている人から見たら少なくてもでも無くなるのは怖い。
けれども一回くらいは買ってみたい。

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